2014年03月06日

明石城 二つの櫓へ攻め入る旅 vol.3 天使の梯子がやってきた。櫓編

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天使の梯子が下りてきた。坤櫓(ひつじさるやぐら)。


明石城の続き。櫓編です。
本丸にイザ、攻める!


本丸に入ると見えてきたのは巽櫓(たつみやぐら)。三重の櫓です。


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巽櫓の対となって建っている乾櫓とともに一カ月交代で中を一般公開してくれているようだけど、12月はオフシーズン・・・。
残念ながら、中に入ることはできませんでした。
公式ホームページによると、巽櫓はどこかの城の廃材や材料を流用して造られたのではなく、新築で作られたそうです。

徳川の時代になってからの新築の城は珍しい。
江戸幕府が1615年に「一国一城令」を出して以来、勝手にボコボコと城を作れなくなってしまいました。
改修するにも図面を事前に提出して幕府のお伺いをたてなくてはなりません。
黙って改修したら、その後は領地を没収されたり、思ってもみないところに飛ばされてしまったり・・・。
(「改修する」と言いつつ幕府に反抗するために設備増強されると困るので、幕府は厳しーく取り締まってました。)

一国一城令で廃城になった城からの材料の流用なんていくらでもできただろうに、この巽櫓はそれをしなかったようです。

巽櫓付近は展望デッキになって整備されています。
巽櫓の屋根にある赤いポッチが気になる・・・。

白漆喰の城壁の反対側にあるのは坤櫓です。


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坤櫓。あー。日が暮れてきた・・・。

でも、よく見ると左側の雲間から陽がさしている。天使の梯子だ!


もう、露出を坤櫓に合わせたらよいのか、天使の梯子に合わせたらよいのかわからない!
どっちかを生かそうとするとどっちかが目立たなくなってしまう。
なんと贅沢な悩みなんでしょう!

と、写真を撮りまくる。
そしてあっという間に暗くなっていく。
しかし、まだまだ城の写真を撮らねば!

と、坤櫓に近づいてみる。

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坤櫓。あぁ。中に入りたかった・・・。

坤櫓は巽櫓とは違い、新築ではなく、お下がりです。
とはいっても伏見城の遺構なので、由緒正しいお下がりです。
城内最大の大きさで、天守の代用とされました。
千鳥破風、唐破風、入母屋破風という屋根の重なり具合が美しい。
同じく公式ホームページによると建物としては、「木目のそろった松の木が多く使われ、移築前の豪華なつくりだった」ことがわかるそうです。


暗くなりつつあるが、少しでも明るいうちに散策したいとウロウロしていたら、坤櫓の横に階段を発見!


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なんだ?この階段。「攻めろ」とワタシを呼んでいる・・・。


とりあえず上ったら、城内最大と言われた坤櫓を近くで見ることができました。
ラッキー。


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絵画調に装飾してみました。

上ったところは枯葉が敷き詰められて広場になっていました。
城壁にまたがるような感じに造られている。
なんか建物でもたってたのかな?と思ってたら。



これが天守台の跡だった!



いやー。びっくりだよ。


本丸の中を「天守台の跡があったはずなんだよなー。」と案内板を見てみたら、まさにこの場が天守台だったと判明。

明石城は天守は築かれることはなかったのだけど、天守台だけは造られたそうなのだ。

掲載した天守への階段の写真。
これを上がってさらに左カーブで天守台に上るのだけど、そこはもう、階段というより「山登り」な感じで、ブーツで上ったワタシは「これ、上ったら降りられないんじゃないか!?」と躊躇しました。

好奇心には勝てないので上っちゃったけど。

必死な思いをして登ったら、枯葉が敷き詰められているだけ。でも天守台跡だったのね。

坤櫓の周りを一歩下がって見てみたら。


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天守台だった。近くを歩きすぎてわからなかった。


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坤櫓と天守台跡。このアングルからだったらわかったかもな。

今回の明石城散策は、2つの現存櫓と天守台跡を見るのが目的だったので、これで攻略完了。
この裏にある堀や池の跡まで行きたかったけど、あまりにも暗い本丸がちょっと怖くなってきたので退散。
急いで本丸から退却!


最後に一枚。絵画調で。


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うん。さすがSONYのNEX-5R。面白く撮れるわ〜。


と、退却している間になんか見つけた。


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茶室?庭園???

「武蔵の庭園」と呼ばれているそうな。

案内板を見てみると。

明石城の城主の小笠原忠政の命令を受けた宮本武蔵が現在は陸上競技場になっている付近に「樹木屋敷」を建てたそうな。
お茶屋、鞠の懸り、築山、泉水、滝などを設けたいわば、城主のレクリエーション施設ってとこね。

っていうか、宮本武蔵って作庭もやったの???
案内板によると、宮本武蔵は明石城下の町割り(まちづくり計画)も行ったらしい。
現在の「樹木屋敷」は、有識者の意見を参考に造られたそうです。
宮本武蔵って設計もやったり庭園プロデューサーでもあったのね。多才だわ。

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武蔵の庭園から眺めた坤櫓と巽櫓。


明石城は2つの櫓と城壁が見られれば良いかなぁと思っていたけど、思いのほか、城壁が素晴らしかったです。
次回はもっと暖かい時期に行って池のほうまで下りてみたい。
あ、東の丸(三の丸)にも行かなくっちゃ!



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ラベル:日本100名城
posted by ゆーか at 23:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 兵庫県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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